私は30代のフルタイムワーカー(会社員)で、トライスリートです。
仕事に追われ、また家族サービスに時間を取られ、さらにはお小遣いも少ない・・・というそこのあなた!に向けた”重要な部分のみに集約した”トライアスロンの参考書です(何から何まで書いてある教科書ではありません)。予備校の参考書のような形で捉えて頂いて構いません。
よって、時間がたっぷりある方を対象にしていません。
世間一般に出回っている本にはトライアスロンの最初から最後まであらゆる内容が書いてあると思うので、理論的な根拠を深く知りたい方やこれからトライアスロンをしようという方はそちらをお勧め致します。また、詳しい用語についてはインターネット検索等もご活用頂ければと思います(本書は電子書籍ですし!)。
本書では、練習法(泳ぐときは肩から泳ぐ!、走る時もこのように走る!)というような内容はなるべく記載しません。あくまでどのように練習計画を立てるべきか?どのような強度で練習すべきか?という部分に的を絞っています。そして、アイアンマンやミドルではなく、ショートかつノンドラフティングレースに特化しています。
ショートのレースを速く走るために”重要な部分のみ”をなるべく簡潔に書いてみたつもりです。
理論的な根拠について問われると?な部分もあるかもしれませんが、私が実際に行っている練習法です。
今回のような内容を書こうと思った理由は、私が現在、私自身のカラダで実験し、修正・改訂し続けている出来たてホヤホヤな分野だからです。
もちろん、人それぞれ体質、骨格、筋肉の質・つきかた・割合、性格、今までの運動歴等で、必ずしも方程式は存在しないのではないか?とお考えの方もいらっしゃると思います。
ただ、最低限の決まりと言いますか、こうしたらこうなる!という部分は存在すると思っています。
実際にやるやらないはあなた次第ですが、時間が無いあなたにこそ、一度やってみて頂きたい練習計画法となっております。
〜目次〜
まえがき
第1章 心臓・筋肉・神経を分けて考えよ!
1.心臓に対するアプローチ
1-1.ペース走でベースを作る!
1-2.インターバルで耐性をつけよ!
2.筋肉に対するアプローチ
2-1.コアとトンカチ
2-2.筋肉の末端は細く
2-3.メニュー
2-3-1.肩関節付近の筋肉へのアプローチ
2-3-2.股関節付近の筋肉へのアプローチ
2-3-3.全身を連携する筋肉へのアプローチ
2-4.マル秘トレーニング法!ベルトを活用せよ!
3.神経に対するアプローチ
4.全てを連携させるようにするアプローチ
4-1.肩関節をメインにした連携メニュー例
4-2.股関節をメインにした連携メニュー例
4-3.全身の連携を考えたメニュー例(レースに直結)
第2章 1日1時間で十分!やり過ぎは最悪だ!
2-1.1日1時間で十分!
2-2.臨機応変にメニューを変えよ!
第3章 週1回か2回は練習強度を高く!他の日はイージーで!
3-1.練習強度はどのくらいが適当?
3-2.スイム・バイク・ランの練習割合
第4章 心もカラダも回復させねば意味が無い!やる気が無い時は休め!
4-1.休むことの大切さ
4-2.メンテナンスにはケチケチするな!
第5章 食事は気にするな!太っていても速く走れる!
第6章 テーパーは不要!ただ、レース直前は試運転をせよ!
追記
あとがき